親子で歩数を競える手作りカウンターを作ろう
夏休みに子どもと外で遊ぶきっかけになる工作ってない?


じゃあ「家族で競う歩数カウンター」を作ろう! 傾斜ボールセンサーが揺れを検知するから、これを腰につけて歩くと歩数が数えられるんだ。家族みんなで歩数勝負ができる。
今回は、親子で電子工作 + 外活動も楽しみたい方に向けて、初心者キットだけで作れる「家族で競う歩数カウンター」を紹介します。
傾斜ボールセンサーを使って、歩いた時の体の揺れで接点が切り替わるのを検知して歩数として数える装置です。まずPCにつないでシリアルモニタで確認し、慣れたらLCDやモバイルバッテリーを足して持ち運び型に発展できます。
この記事で作るもの
- 傾斜センサーで上下動を検知
- 歩いた数をカウント
- シリアルモニタで現在の歩数を表示
- LEDで「カウントした」を光で表示
親子での分担
| 工程 | 親の役割 | 子の役割 |
|---|---|---|
| 配線 | 図を読み解く | 挿す |
| 動作確認 | シリアルモニタ準備 | 装置を持って歩く |
| 調整 | 感度の調整提案 | 歩いてテスト |
| 記録 | 歩数の記録 | 歩く役 |
使う部品
| 部品 | 役割 | 個数 |
|---|---|---|
| Arduino UNO R3 | 頭脳 | 1 |
| 傾斜ボールセンサー | 動き検知 | 1 |
| LED | カウント表示 | 1 |
| 抵抗330Ω | LED保護 | 1 |
| ブレッドボード | 配線 | 1 |
| ジャンパーワイヤー | つなぐ | 5本 |
配線図
a b c d e
+─────────+
[-]rail| . . . . . | ← GND
+─────────+
row 5 | X . . . . | ← 傾斜SW 片足 (D2)
row 7 | X . . . . | ← 傾斜SW 反対足 ([-])
row 11 | X . . . . | ← 330Ω 上足 (D7)
row 12 | X . . . . | ← 330Ω 下足+LED+
row 14 | X . . . . | ← LED- ([-])
+─────────+
プログラム
#define TILT_PIN 2
#define LED_PIN 7
int stepCount = 0;
int lastState = HIGH;
unsigned long lastStepTime = 0;
void setup() {
Serial.begin(9600);
pinMode(TILT_PIN, INPUT_PULLUP);
pinMode(LED_PIN, OUTPUT);
Serial.println("歩数カウンター スタート!");
}
void loop() {
int currentState = digitalRead(TILT_PIN);
if (lastState == HIGH && currentState == LOW) {
unsigned long now = millis();
if (now - lastStepTime > 300) {
stepCount++;
digitalWrite(LED_PIN, HIGH);
Serial.print("歩数: ");
Serial.println(stepCount);
lastStepTime = now;
}
}
if (millis() - lastStepTime > 100) {
digitalWrite(LED_PIN, LOW);
}
lastState = currentState;
}
プログラムの動き
flowchart TD
A[起動] --> B[傾斜を読む]
B --> C{"傾き
変化?"} C -->|Yes| D{"300ms以上
空いた?"} D -->|Yes| E["カウント+1
LED点灯"] D -->|No| B C -->|No| B E --> F[シリアル表示] F --> B
変化?"} C -->|Yes| D{"300ms以上
空いた?"} D -->|Yes| E["カウント+1
LED点灯"] D -->|No| B C -->|No| B E --> F[シリアル表示] F --> B
「300ms以上空いた時だけカウント」という工夫は、1歩で何度も数えてしまう二重カウントを減らすためです。これがないと正確に数えられません。
使い方
家族で歩数勝負
- 装置を腰のベルトかポケットに固定
- 家族それぞれ同じ距離 (例: 玄関〜公園) を歩く
- シリアルモニタの数字を比較
- 歩幅や歩き方の違いで歩数が変わることを観察
市販の万歩計と比べたらどれくらい正確?


市販品より大雑把だね。でも「100歩歩いたら、装置は何歩と表示するか」を比べる実験で、誤差率を計算できる。これも自由研究のいい材料になるんだ。
レポートの書き方
レポート構成
- 研究のきっかけ
- 傾斜センサーで歩数を数える仕組み
- 家族の歩数比較データ
- 市販万歩計との誤差率
- 精度を上げる工夫の考察
改造のアイデア
発展アイデア
- 100歩ごとにブザーで「お祝い」を鳴らす
- LCDに直接歩数を表示
- 1分あたりの歩数 (テンポ) を計算
- 歩いた歩数の履歴をシリアルに書き出して保存
まとめ
今回は、親子で作って外活動を楽しめる「家族で競う歩数カウンター」を紹介しました。傾斜ボールセンサーという小さな部品で、家族の運動を見える化できる作品です。
大切なのは、100歩歩いて何歩と表示されるかを比べることです。差を計算すると誤差率まで出せるので、レポートに数字が並んで研究らしくなります。

他にも初心者キットだけで作れる作例を別の記事で紹介しているので、興味があれば見てみてね。
今日から始める電子工作 
