【ダイソー × Arduino】初心者キットで作る「暗くなったら光る常夜灯」|CdSセンサーとダイソーケースの合わせ技

ダイソー×Arduino! 暗くなったら光る常夜灯

ダイソーで揃う材料と、初心者キットの合わせ技

ダイソーで電子工作の部品が買えるって聞いたけど、初心者キットと組み合わせた作品って作れる?

十分作れるよ。今日は「暗くなったら自動で光る常夜灯」を紹介するね。電気の中身はArduino初心者キット、外装と給電はダイソー、っていう分担で、毎日使える常夜灯になるんだ。

今回は、ダイソーで売っているケースや小物と、Arduino初心者キットを組み合わせて電子工作したい方に向けて、「暗くなったら光る常夜灯」の作り方を紹介します。

夜中にトイレに行くときの足元灯として、毎日活躍する実用品です。電気の頭脳はArduino + CdSセンサー、外装と置き場所の工夫はダイソー、というハイブリッドな構成で、低コストで完成度の高い作品が作れます。

この記事で作るもの
  1. 部屋が暗くなるとLEDが自動で点灯
  2. 明るくなると自動で消灯
  3. 明るさの境目はプログラムで自由に変えられる
  4. ダイソーのケースに収めて、寝室に置ける完成度に

用意する物 (ELEGOOキット + ダイソー)

初心者キットの部品にダイソーの外装類を組み合わせます。

分類部品 / アイテム入手先
頭脳Arduino UNO R3ELEGOOキット
センサーCdS (フォトレジスタ)ELEGOOキット
抵抗10kΩ × 1、330Ω × 1ELEGOOキット
光源白色LEDELEGOOキット
配線ジャンパーワイヤー、ブレッドボードELEGOOキット
外装クリアケース (8×8cmくらい)ダイソー
固定両面テープ (強力)ダイソー
給電キット付属のUSBケーブル (基板の端子に合うもの)キット
装飾白いマスキングテープダイソー

ダイソー側の合計は約500円。Arduino側の部品は初心者キット内で完結します。

完成までの流れ

flowchart TD A["Step1
配線する"] --> B["Step2
プログラム
を書き込む"] B --> C["Step3
動作確認"] C --> D["Step4
ダイソーケース
に組み込み"] D --> E["Step5
寝室に設置"]

配線図 (ブレッドボード)

        a b c d e
       +─────────+
[+]rail| . . . . . | ← 5V (Arduino 5V から)
[-]rail| . . . . . | ← GND (Arduino GND から)
       +─────────+
row 5  | X . . . . | ← CdS 上足 ([+]rail)
row 6  | X . . . . | ← CdS 下足+A0+10k 上
row 8  | X . . . . | ← 10kΩ 下足 ([-]rail)
row 11 | X . . . . | ← 330Ω 上足 (D9 から)
row 12 | X . . . . | ← 330Ω 下足+LED アノード
row 14 | X . . . . | ← LED カソード ([-]rail)
       +─────────+

部品同士のつながり

Arduino       CdS分圧回路
  5V   ────→   CdS 上足
  A0   ←────   CdS 下足 (10kΩとの中点)
  GND  ←────   10kΩ 下足

Arduino       LED + 抵抗
  D9   ────→   330Ω → LED アノード
  GND  ←────   LED カソード

CdSは「明るいと抵抗値が小さく、暗いと大きくなる」部品です。10kΩと組み合わせた分圧回路でA0の電圧が変わり、その電圧を読んで明るさを判定します。

プログラム

#define CDS_PIN A0
#define LED_PIN 9
#define THRESHOLD 500  // この値より暗くなったら点灯

void setup() {
  Serial.begin(9600);
  pinMode(LED_PIN, OUTPUT);
  Serial.println("常夜灯 スタート!");
}

void loop() {
  int lightValue = analogRead(CDS_PIN);
  Serial.print("明るさ: ");
  Serial.println(lightValue);

  if (lightValue < THRESHOLD) {
    // 暗い → ふんわり点灯
    analogWrite(LED_PIN, 80);
  } else {
    // 明るい → 消灯
    analogWrite(LED_PIN, 0);
  }
  delay(500);
}

プログラムの動き

flowchart TD A[起動] --> B[A0で明るさ読む] B --> C{"500より
暗い?"} C -->|Yes| D[LEDをふんわり点灯] C -->|No| E[LED消灯] D --> F[500ms待つ] E --> F F --> B

analogWrite(LED_PIN, 80) の「80」がLEDの明るさです。255が最大、0が消灯。常夜灯なのでまぶしすぎないように80くらいに抑えています。

境目の調整方法 (大事)

部屋の照明や場所によって、適切な「THRESHOLD」の値は違います。次の手順で自分の環境に合わせて調整しましょう。

境目の調整手順
  1. シリアルモニタを開いて、明るい時のA0の値を確認 (例: 700)
  2. 部屋を暗くした時の値も確認 (例: 200)
  3. その間の値 (例: 400) をTHRESHOLDに設定
  4. プログラムを書き直して書き込み

ここが自分の部屋に合わせるオリジナルの工夫なので、しっかり時間をかけましょう。

ダイソーで売ってる人感センサーライトを買えば、これと同じ機能のものが100円で手に入るよね? わざわざArduinoで作る意味あるの?

いい質問! 既製品 (ダイソーの人感・明暗センサーLEDライトは税込330円前後で買える) より、自作は確かに手間がかかる。でも明るさの境目やLEDの色、点灯時間を自由に変えられるのが学びになる。仕様を理解する練習として価値があるんだ。

ダイソーケースに組み込む

動作確認ができたら、いよいよダイソーのクリアケースに収めます。手順は次の通りです。

ケースへの組み込み手順
  1. クリアケース (8×8cmくらい) のフタを開ける
  2. 側面にカッターでUSBケーブル用の小さな穴を開ける
  3. 底にArduino UNOを両面テープで固定
  4. その横にブレッドボードを両面テープで固定
  5. CdSがケースのフタ側に向くように位置を決める
  6. LEDの位置にケース天面から穴を1つ開け、LEDを通す
  7. 白いマスキングテープをLEDの上に貼って、光を拡散
  8. フタを閉じて完成

とくに7番目の「白いマスキングテープで光を拡散」が常夜灯としては効きます。直接光が目に入らない優しい明かりになり、夜中に使う前提なら必須のひと工夫です。

改造のアイデア

動作と設置が完了したら、自分なりの工夫を加えてみましょう。

発展アイデア
  1. RGB LEDに変えて、時間によって色を変える (寝る前は暖色)
  2. パッシブブザーで「おはよう」「おやすみ」と簡単な音を出す
  3. 3個のLEDをそれぞれ抵抗付きで別ピンに繋いで、3段階の明るさにする
  4. 本格的に屋外で使うなら、防水ケースと絶縁を準備する

まとめ

今回は、ダイソーのケースとArduino初心者キットを組み合わせた「暗くなったら光る常夜灯」の作り方を紹介しました。電気部分はキット、外装と給電はダイソー、というハイブリッドな構成で、毎日使える実用品が低コストで作れます。

大切なのは、既製品より自分仕様にカスタマイズできる楽しさを体感すること。市販の常夜灯では満たせない、自分だけの設定で動く道具を作る経験が、電子工作を続ける一番の燃料になります。

他にも初心者キットだけで作れる作例を別の記事で紹介しているので、興味があれば見てみてね。