【初心者向け】洋書多読の始め方|まず読むべき1冊と挫折しないコツをやさしく解説

初心者向け 洋書多読の始め方

洋書多読を初心者向けにやさしく解説

英語の本を読めるようになりたいんだけど、何度も挑戦して挫折してるんだよね、、買っても2ページで諦めちゃう、、

分かるよ!自分も最初は何冊も挫折して捨ててきたんだ。でも「最初に何を選ぶか」を間違えなければ、誰でも読み切れるようになる。今回は初心者向けに、最初の1冊と挫折しないコツをまとめて解説するね!

今回は、洋書を読んでみたいけれど、何度買っても途中で挫折してしまう方に向けて、洋書多読の始め方と最初に選ぶべき1冊を紹介したいと思います。

できるだけ専門用語を避けて短くコンパクトにまとめたので、これから多読を始める方も、過去に挫折して棚に積んでいる方も、ぜひ最後までご覧ください。

洋書多読とは何か

まず、洋書多読とは何かを身近な例で考えてみましょう。洋書多読とは「英語の本をたくさん読むことで、英語に慣れて自然に読む力を身につけていく勉強法」のことです。1冊1冊を辞書で完璧に訳すのではなく、分からない単語は飛ばしながら、内容を楽しんで読み進めるのが基本のスタンスです。

かれこれ20年くらい英語の勉強をゆるゆると続けてきましたが、洋書を読む時間は「勉強」というよりも「楽しみ」に近い感覚があります。英語の文章を翻訳を介さず直接読むのは、独特の面白さがあります。最近は全12巻のDarren Shanシリーズを読み進めているところです。

洋書多読のスタンス
辞書で完璧に訳すのではなく、内容を楽しみながら大量に読む。分からない単語は飛ばしてOK。

まず読むべき1冊は『HOLES』

結論から言うと、最初に手に取るべき本は決まっています。『HOLES』(Louis Sachar著)を、とにかく何も考えずまず買って読んでみてください。これがすべての始まりです。

この本は英語のリーディング力を測るための「試金石」として知られていて、内容の面白さ・読みやすさ・ボリューム・使われている単語のレベル感などが、すごくちょうどよく揃っています。これを面白く読めるかどうかで、次にやるべきことが変わってきます。

『HOLES』を読んでみた結果で次の進路が決まる

HOLESを試したあとに、その結果で次の進路を分岐するのが分かりやすいです。

flowchart TD S1[HOLESを買う] --> S2{面白い?} S2 -->|Yes| S3[ペーパーバックへ] S2 -->|No| S4[Penguinから] S3 --> S5[多読を継続] S4 --> S5

もちろん、大半の人はHOLESでも挫折します。自分もまさにそうでした。チャプター1から知らない単語だらけで、1ミリも面白くなかったのを覚えています。だから読み切れなくても全く問題ありません。むしろ「挫折して当然」と思って始めるくらいでちょうど良いです。

最初に絶対避けるべき本 (3ジャンル)

本選びを失敗するのが、初心者が挫折する最大の理由です。最初の1冊だけは絶対に避けるべきジャンルを3つだけ覚えておけば、多くの事故を避けられます。

最初は絶対に避けるべき3ジャンル
  1. ハリーポッターシリーズ
  2. ファンタジー系・SF系
  3. ビジネス書

なぜハリーポッターはNGか

初心者がやりがちなのが「映画で見たから」「子供向けっぽいから」という理由でハリーポッターから入ることです。これは絶対にNG。難しすぎます。語彙も独特で、文の構造も入り組んでおり、初学者が読み通せるレベルではありません。

なぜファンタジー・SFはNGか

ハリーポッターとも被りますが、ファンタジー系・SF系も最初は絶対やめましょう。英語に慣れない時期は、知らない単語を文脈で補完する力が弱く、自分で勝手にありもしない妄想を膨らましてしまうのです。

多読の王道は「文脈から単語の意味を予測する」ですが、ファンタジーやSFは「妄想する限度がない」ので、その予測が完全に的外れでも気づけません。一方、恋愛ものやノンフィクションは「実際に起こり得る範囲内」での妄想になるので、予測の精度が高められます。

なぜビジネス書はNGか

洋書を読むコツは「没入すること」です。ビジネス書は、どうしても淡々と情報を追う読み方になるので、没入できません。面白さを武器に読み続けるのが多読の本質なので、まずはストーリー系を選びましょう。

YL(読みやすさレベル)を活用する

本を選ぶときに参考になる便利な指標が、YL(Yomiyasusa Level、読みやすさレベル)です。語彙や表現を元にレベル分けがされており、ネット上で多読団体がまとめてくれています。本選びに迷ったら、自分が読めそうなYLの範囲で次の1冊を選ぶのがおすすめです。

YL目安レベル感該当本の例
0〜2絵本・超やさしいPenguin Readers Level1〜2
3〜4中学生向け児童書HOLESなど
5〜6YAペーパーバックDarren Shanシリーズなど
7〜大人向け一般書ハリーポッターなど

あくまで目安ですが、YLを1つずつ上げていく感覚で本を増やすと、無理なくレベルアップできます。

初心者の始め方ロードマップ

ここまでの内容をまとめて、初心者の始め方を5ステップに整理しました。

洋書多読の始め方5ステップ
  1. 『HOLES』を1冊買って読んでみる (試金石)
  2. 面白ければそのまま読了 → 他のペーパーバックへ
  3. 挫折したらPenguin ReadersのLevel1〜2から始める
  4. YLを参考に1段階ずつレベルを上げる
  5. ファンタジー・SF・ビジネス書は当面避ける
なるほど!じゃあとりあえずHOLESから挑戦してみるよ。挫折してもいいって思えば気が楽だね!

それが正解!「読めなくて当然」のスタンスでまずトライしてみよう。STEP2やSTEP3の話はまた別の記事で詳しく書く予定だよ。

よくある誤解と注意点

最後に、初心者が洋書多読を始めるときにつまずきやすいポイントを3つだけ整理しておきます。

初心者がつまずきやすい3つの誤解
  1. 「分からない単語は全部辞書で引かないと意味がない」と思い込む
  2. 「映画で見たから」とハリーポッターに手を出す
  3. 1冊挫折して「自分は無理」と諦める

多読のコツは「楽しんで読み続ける」ことです。辞書を引きすぎるとペースが落ちて続かなくなります。最初は意味が分からない単語を飛ばしながら、ストーリーの流れだけ追う読み方で十分です。

まとめ

今回は、洋書多読初心者の方に向けて、最初に読むべき1冊と挫折しないコツを紹介してきました。

洋書多読は、英語の本を楽しみながら大量に読む勉強法です。難しそうに見えますが、まずは『HOLES』を1冊買って試金石にし、自分のレベルに応じてPenguin Readersから始めるか、ペーパーバックへ進むかを決める、という順番で進めれば初心者でも無理なく入門できます。

大切なのは、完璧を求めず、面白さを武器にして読み続けることです。1冊で挫折しても気にせず、自分のレベルに合った次の1冊を選び直してみる、というところから始めてみましょう。

今後、STEP2(Penguin Readers)やSTEP3(ペーパーバック)の具体的なおすすめも別記事で取り上げていく予定ですので、そちらも合わせてご覧ください。