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1.Arduinoとは
今回は、ハンズオンで学ぶ初心者向け入門コースということで「1.Arduinoとは」というテーマで説明していきたいと思います。
このコースは、これから電子工作を始める方向けに、代表的なマイコンボードであるArduinoを使って、電子回路の組み方やプログラミングの仕方などをハンズオン形式で学べるコースになっています。
自分自身の経験を元に最低限抑えておくべきことを厳選したので、このコースを終えた頃には、電子工作のハードルが今よりグッと下がっていると思います。
電子工作って結局何から始めていいの?と壁にぶつかっている人は、まずはこのコースを受けてみて下さい。
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Arduinoとは
まずは、コースを始める前にArduinoとは何かについて抑えておきましょう。
そしてマイコンボードとは、マイコンと呼ばれる部品に色んな便利な機能を追加してワンパッケージ化したものの事を言います。
世の中のマイコンボードには無数の種類があり、マイコンそのものの評価目的で作られたものと、Arduinoのように教育目的で作られたものに分けることができます。
他にも、ラズベリーパイというマイコンボードが有名だったりします。
そしてArduinoは、たくさんあるボードの中でも安い・取り扱いがカンタン・ドキュメントが豊富といった理由で電子工作を始めるのに最適なボードになっています。
実際に、私も10年前になりますが電子工作を始めた頃に、初めて触ったボードはこのArduinoです。
ただその中でも、このArduino Unoというタイプが一番スタンダードであり、単にArduinoと言った場合はこれを指すことが多いです。
なので、このコースでもこれを使っていきます。
Arduinoの外観
それでは次に、Arduinoの外観をざっと眺めてみましょう。
まず最初に目に付くのが、横に長い黒い部品です。
これがいわゆるマイコンで、Arduinoの頭脳にあたる部分です。
マイコンボードの種類によって最も違うのは何のマイコンが使われているかで、Arduino Unoの場合はAtmelという会社の「ATmega328P」という型名のものが使われています。
次に、この四角い穴がたくさん空いた黒い部品は、マイコンと外の世界をつなぐインターフェースとなる部分です。
それぞれのピンには、電源・GND・デジタルピン・アナログピン・通信ピンの5つの役割のどれかが割り当てられています。
遠く離れていますが、この1つ1つのピンは基板内の銅線を通してマイコンにつながっています。
次に目立つのは以下のUSBポートと電源ジャックで、USBポートはパソコンからArduinoにプログラムの書き込みを行う時に使います。
また、それと同時にArduino自体に電源を供給する役割も持っています。
電源ジャックは電源を供給するだけですが、USBポートよりも大きな電流を流すことができます。
あとは、通信状態を報知するためのLED、マイコンをリセットするためのボタンなどの小さな部品が載せられ、1つのボードとなっています。
なお、ELEGOOのスターターキットに入ってるマイコンボードのように、Arduinoと全く同じ機能・特性を持った完全に互換性のあるボードも存在します。
これは、Arduinoがオープンソース・ハードウェアであるため、回路図や部品表をライセンスフリーで公開しており、誰でも同じものが作れるようになっているためです。
互換性ありとうたっている場合は載ってるマイコンも配置も全く同じものなので、どれを使っても問題ありません。
それではArduinoが何かが分かったところで、次は準備に取り掛かっていきたいと思います。
まとめ
今回は、これから電子工作を始める方向けに、ハンズオンで学ぶ初心者向け入門コースの第一弾として「1.Arduinoとは」というテーマで説明してきました。
- Arduinoは教育目的で作られたマイコンボードであること
- 外の世界とつながるためのピンが複数用意されていること
本記事の続きは、ハンズオンで学ぶ初心者向け入門コースの第二弾で説明していきます。
次回のレッスンでは、パソコンにArduinoのプログラミング用のソフトをインストールしていきますので、是非併せてご覧ください。
当サイトでは、最低限身につけるべき知識やツールの解説など、電子工作を 0 から体系的に学べる動画や記事を投稿しています。