こんにちは、ボーノです。
最近、少し変わったタイプの本を見つけたので今回紹介します。
今回選んだ本:テクノロジー思考
今回は「テクノロジー思考」という、ダイヤモンド社から出版されている本です。
蛯原さんという方が書かれた本で、この本が初の書籍との事です。
タイトル | テクノロジー思考 |
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サブタイトル | 技術の価値を理解するための「現代の教養」 |
著者 | 蛯原 健 |
出版社 | ダイヤモンド社 |
出版日 | 2019/8/8 |
この本を選んだ理由
ある日書籍に行った時の事です。
その時、ふとこの本のタイトル「テクノロジー思考」を見て、思わず立ち止まってしまいました。
テクノロジー系の本は好きで、サクセスストーリーやスタートアップ立ち上げ秘話みたいなものもよく読んでいたのですが、正直細部の話すぎて、全体として何が起きているのか?というのはわからずにいました。
立ち止まったのは、そんな時、このテクノロジー思考という言葉の響きが、テクノロジー全体を理解するための手助けになりそうな気がしたからです。
そして、やはり自分がこの本を選んだのは正解でした。
本の概要
そのサブタイトルにもあるように、この本はテクノロジーという切り口で、現代の教養を養うための本です。
表紙カバー裏にある下記文言が非常にうまく、この本が提供するものを言い表しています。
全ての人にテクノロジーに対する理解が必須となった時代。しかし、テクノロジスト(技術職)以外のノン・テクノロジストが知り、身につけるべきはテクノロジーそのものではない。「テクノロジー思考」である。
つまりは、テクノロジーの細部ではなく、少し引いて客観的な目で見て、全体的に何が起きているのか?そしてそれはなぜか?という点にフォーカスを当てています。
感想
総合 | |
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革新性 | |
明瞭性 | |
応用性 |
感想としては、ずばりめちゃくちゃ面白かったです!
なかなかこの手の、一歩引いて俯瞰する系の本は少ないため、とても重宝します。
特に、インドで今どんなことが起きているのか、それはなぜか、そしてなぜこんなに注目されているのか、とても示唆に富んだ考察や事実確認を行なっています。
自分も、この本を読む前までは、なぜこんなにインドが注目されているのかよく分からなかったのですが、それがだいぶクリアになった気がします。
そして、それは既に現実に起こっているという事実を、いやというほどたくさんの事例などを交えて説明してくれます。
残念だったというか自分とあまり相性が合わなかったのは、言葉が少しばかり難しすぎたかな?というところです。
人並みのビジネス知識やスタートアップ界隈の情報は持っていると思っていますが、それでも専門用語だったりどこから来たのか分からない経済用語だったりが多く、結構読み解くのに苦労しました。
ただ、内容が面白かっただけにそこは全然許せます。
まとめ
今回は、非テクノロジストのための考え方を紹介する、「テクノロジー思考」という本について感想を書いてきました。
今起きている事象を、歴史的や地政学的な観点も交えて説明してくれる、非常に示唆にとんだ本となっています。